Pune Internatinal Supercross その後


インドでの受傷後20日が経過。すこーし歩けるようになった。そして座って食事が出来るようになった。怪我の箇所以外はすこぶる元気で、日常週に一度くらいの便通なのに最近では毎日の便通で嬉しい。実はこの寝たきりの生活は僕にとって快適なんではないだろうか。動けないという不自由さと何もしなくていいという快適さの間で揺れ動いていない。何もしなくていいっていいね。わはははは。

プネーとバンガロールでのレースを振り返ってみてる。怪我をした事はたまたまなので仕方無いと思いたい。あえて原因を探ってみると僕は張り切ってた(笑)。

少し前からトレーナーに教えて頂きながら身体の使い方を教えてもらっている。というのも10年ほど前から日本人ライダーと海外のトップライダーとの間に僕らに理解出来ていない差があることを感じてた。そして感じるだけで全く理解出来ていない。人種の違いや環境の違いに原因があるとされる論議も飽きるほどされている。

ある日、友人から、彼の知人のスポーツトレーナーにモトクロスの動画を見せたいから送ってと頼まれた。友人に全日本モトクロスと世界グランプリの動画を送った。20分後くらいに返信があり、トレーナーが言うには同じ競技とは思えないくらいに身体の使い方が違うとのこと。初めてモトクロスを見た人がそうやって感じるくらい違うんだと驚いた。そして、何かヒントになるかもしれないと感じた。それからそのトレーナーを紹介して頂いてトレーニングをし始めた。初めはトレーニングの意味がライディングにどう繋がるのかわからなかったけど、やっていくうちに少しづつ理解出来るようになってきた。久しぶりに持つワクワクする気持ち。

今度はそれを実際のライディングに結びつける作業。あら?ライディング中の身体の体感にも変化が出て来て面白くなってきたら、そう!張り切ってた(笑)。すてーん!で背骨の圧迫骨折です。

今はお布団に寝転がって、海外トップライダーの研究に精を出す日々です。

あー早くバイクに乗りたい!

写真はインドで背骨圧迫骨折する前の楽しかった時間