明けましておめでとうございます。


2016年。なんとか日常生活は送れるようになってきました。1月中にバイクに乗れそうな気がしてます。うん、新年に新たな気持ちでもう少しの辛抱。

近年はあまり怪我をしなくなってたけれど、以前は乗るたびに怪我をしてるような時期がありました。そしてコースへ復帰するたびに完治が早いと驚かれた事を思い出します。膝の前十字靭帯(ACL)を断裂した時(2006年左一回、2009年右一回)も術後の回復が早く、お医者さんが驚いてた。

なぜ早く復帰できたのか。

僕の返答は「身体が治ろうとするのを邪魔しない事」です。人間の身体は代謝しています。身体を合成する代謝(同化作用)とは、摂取した食物などを体内で分解して栄養素とし、それを各組織に送って、脳や内臓、血液、筋肉、皮膚、髪、体脂肪などを作る作用のことです。私たちの身体は約60兆個の細胞からできており、1秒間に500万、1日では約5000億個の細胞が新しく生まれ変わっていると言われています。このような、いわゆる新陳代謝は、「身体を合成する代謝(同化作用)」の1つです。(引用元 ヘルスケア大学) この代謝をフォローし、邪魔しない事が完治、復帰への近道だと思います。

リハビリを真剣にやる大きなきっかけとなる出来事もありました。ACL再建手術直後まだ麻酔が切れてない状態の時に先生が僕の足を持って曲げ伸ばししました。「これを見てください。あなたの足は治っています。きちんと動くようになるかはあなたのリハビリ次第なので、リハビリを真剣にやってください。」と言われました。この時に僕は誤解をしていたことを知りました。麻酔が切れるにつれて痛みは増すけれど、怪我の状態は終わり、もう治っているんだと。あとは自分の意思で動かせるかどうか。

その後はリハビリでの痛みとの対話です。毎日、膝を曲げたり伸ばしたり。完治に向けて良い痛みか悪い痛みか。悪い痛みは身体に変化を見せます。腫れたり、気分が悪くなったり、痛みが引かなかったり。それを注意深く観察しました。完治に向けて大事なのは自分の身体の状態を観察することでした。何回やればいいとか、何時間やればいいという事は信じませんでした。回復しているかどうかは身体が教えてくれます。

2009年のACL再建手術後にいつもリハビリ室で顔をあわせるおじさんがいました。そのおじさんがリハビリの先生に「最近来るの早いですね」と言われてて、僕を指差して「あの兄ちゃんとやってると早く治りそうな気がするんだよ」と言ってました(笑)。何か治りそうな雰囲気があったんですね。おかげで更にリハビリをするようになりました。

そして現在、背骨(胸椎12番) 

 の圧迫骨折から4週と2日。リハビリは順調です。あーバイクに乗りたい。